四十肩・五十肩の改善のポイントは?
病院でレントゲンやMRIなど検査をして、注射や痛み止め薬を飲んでいる方も多くいらっしゃいます。今回は改善しづらい四十肩・五十肩の改善の可能性を高めるポイントを解説していきます。
四十肩・五十肩はきっかけがなく発症している方が多ですが、これは急に腕が上がらなくなったわけでなく、気づかないうちに徐々に可動域が落ちて、日常の動作に影響が出た時に痛みとして出る流れになります。という事は日常の癖や習慣を見直していけば、改善に近づいていくので今回はそこをお伝えしていきます。
放置してしまうと、関節が拘縮してしまう例もあるので、早めの対処が必要になります。
なぜよくならないのか
姿勢が猫背で肩に負担がかかっている
座っている方、手を使う頻度が高い方に多くいらっしゃいます。腕を上げる際は、背骨や肩甲骨も一緒に動いて、腕が頭の上まで上がるようになっています。猫背のように背骨が丸まっていると、腕を上げる時の可動域を狭くなります。腕だけで上げる癖がついてしまい、肩の筋肉に炎症が起き発症する流れになります。デスクワークや運転が多い方などは注意が必要です。
日常で負担がかかり続けている
体を動かす事が多い、スポーツで腕を使うなど負担がかかり続けると、肩〜腕の筋肉が硬くなり炎症を起こしてしまいます。頻度が高ければ高いほど疲労度が増してしまうので、動かした後のケアが必要です。スポーツ選手が練習・試合後に氷で冷やしているのはこの負担を軽減させるためだったりします。
筋力低下
本来肩は、背中が働いた後に肩が動く仕組みになっています。ですが、筋力が低下すると背中が働いてくれず、肩のみで使うようになります。日常では大した事をしたつもりがないですが、いつの間にか肩に負担がかかっているので要注意です。
運動不足、急いでいる事が多い方は筋力が低下しやすい特徴になります。
改善のポイント
痛みがない範囲で適度に動かす
肩関節は動かさないと「その動きで良いんだ」と癖がついてしまい、可動域がどんどん落ちてしまいます。ですので、痛くない範囲で大丈夫ですので肩を動かし、1回でたくさんというよりはこまめに気持ち良い程度で動かして頂くと良いでしょう。
下を向く時間を減らす
スマホやパソコンなど下向き加減の時間を減らす事で猫背の抑制、予防になります。腕を上げる際に姿勢は大切になってくるので、30分に1回は休憩するなど、できる範囲で気をつけてみてください。
左右均等に手を使う
四十肩・五十肩で多い傾向が、利き手と反対の肩で発症しやすいというデータがあります。利き手はよく使うため、動かしているのに対して、利き手と反対側は支える事が多いため関節が動かない結果発症しやすい流れになります。
ですので、手を使用する頻度をバランス良くする事で、負担が左右均等になり炎症が起きづらい事になります。日頃の小さな事が良い結果に繋がりやすいのでオススメです。
四十肩・五十肩で改善しないとお悩みの方へ
四十肩・五十肩は改善しづらいと言われており、長引いている方も多いようです。肩関節は可動域が広いのでたくさん活躍できる分、負担もかかりやすいという事も言えます。
肩関節でも、石灰化沈着炎、腱板断裂、関節唇損傷など手術が必要な症例もありますので、手に力が入らないなどの場合は早めの対応が必要です。
四十肩・五十肩は整体院で対応できる症例はたくさんあり、相談するのもオススメします。序盤でお伝えしましたが、放置すると関節が拘縮し改善までに時間がかかってしまうので、今回お伝えしたポイントをやってみてください。