◎好転反応とは
施術を受けると、人によって一時的にだるさなどが起きることを言います。
これは「好転する反応」と書くので、身体が良くしようとしている反応なんです。
人によってというのは、整体に慣れていなかったり、冷え性など血流が元々少ない方に出やすい傾向にあります。
また、筋肉の硬さや歪みが強い方ほど、施術を受けて柔らかくなったり、歪みが整った時に大きく状態が変わるので、そういった方も好転反応が起きやすくなります。
逆に、筋肉の硬さや歪みが軽症な方は好転反応が出にくい傾向でもあります。
ですので、この好転反応は人により差がありますが、身体が整ってその状態に適応していこうとしている反応と言えます。
◎どんな反応が出るのか
・身体のだるさ
・眠たくなる
・ボーとする
・火照ってくる
・足がつる
など一見、良くないように思える反応が一時的に出てきます。
◎なぜ好転反応が起きるのか
先程もお伝えしましたが、上記の反応の種類だけを見ると、どちらかというと悪い印象に思えるかもしれません。
私たちの感覚だと、施術を受けた方の約1割の方が出ている傾向があります。
好転反応について例えてお話しできたらと思いますが、運動不足の方がいらっしゃったとします。その方が急に走ったり、動いたりすると筋肉痛になりますよね。
この筋肉痛は動いたことで、筋肉が傷つきそれを修復をしている反応なので悪いものではありません。
むしろ結果的に、修復されると筋肉は強くなるので、逆に良い反応と言っても良いでしょう。
好転反応も同じで、筋肉が硬い、歪みがある、血流が少ない、というような状態を施術で整えたことで身体が適応する反応になるので、身体が良くなろうとしている意味があります。
◎対処法
施術を受けた当日は、血流がこれ以上上がらないようにゆっくり休息をとると良いでしょう。
また、水分も多めに摂って頂き、老廃物を排泄しやすいようにしていく事も大切です。
この水分とはカフェインが入っていないものにしましょう。(水、麦茶、ルイボスティー、ごぼう茶、スポーツドリンクなど)
ごく稀に、症状のある箇所が一時的にズキズキという反応になる方もいらっしゃいます。これは元々血流が悪く、整った事で良くなりすぎた反応なんです。その場合はズキズキする箇所を保冷剤で5分~10分ほど冷やして、血流を落ち着かせてあげる事が良いでしょう。
そうするといつの間にか落ち着いているので、ご安心して頂ければと思います。
不安な時は施術した先生に相談してあげてください。
◎大切な考え方
今回お伝えしてきたように、身体が良くなろうとしている反応が好転反応になります。
この反応が出るという事はある意味、今までの筋肉の硬さ、歪み、血流不足という垢が出てきたと思って頂けると良いかと思います。
一般的に耳にするのが施術後、身体がだるくなったりして「良くない反応だ」「施術が合わないのかな」と自己判断してしまい、せっかく良くなっていく機会を一時的な反応で辞めてしまう方もいらっしゃるようです。
どうしても表面上だけで見てしまうと、そのような判断になってしまいますよね。
ですが、今回の内容を読んで頂いたあなたは、好転反応が良いものだと知って頂けたかと思いますので、しっかり上記の対処をして先を見て施術を受けて頂けると嬉しいです。
きっとその先はあなたのやりたい事、やらなきゃいけない事ができる生活・人生になっていると思います。