◎接骨院での保険適応のルールについて
接骨院の保険適用についてお伝えしていきたいと思います。
接骨院での保険適用な症状は、
「骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷」の名前がつく症状に対して適応になります。
これらはいわゆる「急性のケガ」になります。
例で挙げられたらと思いますが、
適用される場合は
・スポーツをしていて、走っていた時に足を捻ってしまった。
→足首の捻挫という扱いになります。
・家事をしていたら机の角でぶつけてしまった。
→打撲扱いになります。
適用されない場合は
・家事を色々していて、その疲れから首が痛い。
→急性のケガではなく、慢性的な症状という扱いになります。
・車から乗り降りする時にいつも腰が痛い。
→こちらも慢性的な症状という扱いになります。
このように「グキッと捻った」、「物にぶつけた」など急性のケガには保険が適用され、
疲労やケガではない症状は適用されない、という流れを覚えておいて頂ければと思います。
◎保険適用の施術
接骨院や病院で保険適用の施術で多いのは、症状がある箇所をメインにした施術です。
一概にルールとして決まった施術法はないのですが、ケガをした箇所の症状に対してのみの施術になる事が多く、電気やマッサージ、ストレッチというような処置をされる傾向です。
また、骨折や脱臼がある場合は徒手整復(元の位置にはめる)が行われ、その後ギブスやテーピングなどで固定する事もあります。
ですので、急性のケガで症状がある箇所に原因があれば改善しやすいのですが、
もし症状の原因が「別の箇所」にある場合は保険施術では改善が難しいのが現状です。
慢性的な症状は原因が別の箇所にあり、その場合は自費施術(保険外)による根本改善が必要になってくるかと思います。
◎保険と自費の違いについて
なんとなく言葉を聞くとそれぞれ違うなとわかるかもしれませんが、
実際どのような違いがあるのかわかりづらいかと思うのでお伝えさせて頂きます。
早速ですが、
保険と自費の違いについて
保険→適用できる条件を満たせば、個人の1~3割負担になり、7~9割は接骨院、病院が保険組合に残りを請求する形になります。(中学生以下の方は個人負担が市町村負担になるので0割)
自費→保険外の施術のことで、個人の10割負担になります。
この部分だけ見ると保険適用の方がよく見えるかもしれませんね。
ですが、上記の施術のように保険施術は急性のケガの場合は良いですが、慢性的な症状の場合は適用できないので、金額だけで判断しないようにすると良いでしょう。
◎接骨院と病院との適用の違い
こちらもわかりづらいので、当院でも慢性的な症状で保険が使えるの?という問い合わせもございます。
接骨院と病院でも保険適用の範囲が違っているので、簡単にまとめてみました。
接骨院は、「柔道整復師」という国家資格を持った施術者がいます。ですが、医師ではないので上記のように保険が適用されるのにルールが設けられています。
一方病院は、「医師」がいますので症状があれば保険適用されるという細かいルールはありません。
◎まとめ
接骨院で保険が適用されるにはルールがあり、施術の範囲・処置法が限られてきます。
「急性のケガ」のように症状の箇所を処置すれば改善する場合は相性が良いですが、「慢性的な症状」には保険適用ができません。
ですので、症状の箇所以外に原因がある「慢性的な症状」には根本改善がしやすい自費施術(保険外)を受けて頂くと良い流れになります。
読んで頂いているあなたが人生・生活をしっかり好転できるように、少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。